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執筆者の写真代表 まつお さとし

汗抜き加工について

クリーニング店で夏場に聞かれること


「汗抜き加工はいかがですか?」


猛暑日が続き、衣類は多くの汗を含んでいます


汗が蓄積していくとスラックスは直接肌に触れるので、硬くゴワゴワし着心地も悪くなります


半袖のワイシャツもいいですが、上着を着る際は長袖のワイシャツを着るようにしましょう


汗が上着に付着し、裏地が変色してしまうこともあります


その汗抜き加工なんですが、トラブルの相談を受けます


「生地が硬くなってテカリが酷い」


これは汗が抜けてなく、逆に汚れが付着してしまっている事が考えられます


汗は水洗いしないと完全には落ちません


お店にもよりますが、汗抜き加工はドライクリーニングに加工剤を添加して、汗汚れを除去し易くする方法の事です


これはトラブル事例のスーツを水洗いしたものです



こんなに汚れが出ました


汗抜き加工が悪い訳ではありません


クリーニング店のドライ溶剤が汚れている事が原因です


東京のクリーニング店での修行時代も汗抜き加工をしてましたが、加工をしないのに比べるとサラッと仕上がってました


違いは、ドライ溶剤がキレイか汚れているか


「キレイなのは当たり前」


それが違うんです


ドライクリーニングについても今後ブログ書きますね


メンテナンスが悪い場合


・クリーニング店独特のニオイ

・衣類の縮み

・風合いの悪化

・色のくすみ


これらを逆汚染と言います


ドライ溶剤中に汚れ、細菌、水分が蓄積し悪影響を起こします


その中に汗抜きの加工剤を添加して洗うと余計に吸収して硬くなり、汚れの上からプレスしてテカってしまうという事です


「もう着れる状態じゃないので処分した」と聞いたりもしますが勿体無い!


洗い直せば殆どキレイになります


汗抜き加工と言ってちゃんと水洗いしてるお店もあるので、受付で確認(知らない場合も多いにあると思いますが)してみて下さいね


ドライ品質で大きく差が出ます


「クリーニングに出したのにカビが生えた!」って経験ありませんか?


これもそのうちブログに書きますね


汗抜き加工の良し悪しは、機械の構造上の違いが原因です


「石油系」って聞いたことあります?


日本では業界の9割以上がこれで洗っています


石油系が問題じゃないんですが知ってる人が少ない…。


まっ、汗抜き加工をして硬くテカったという際は、上手なクリーニング店に相談して下さい


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